鍼灸柔整新聞 2008年8月25日号
上場企業のサラリーマンから、看護師へ転身した松永先生。看護
師 時代は手術室やICU(集中治療室)で活躍するも体調を壊し、
治療で 受けた鍼灸に魅力を感じて鍼灸師の道へ。 患者さんとの
出逢いを大切に「一期一会」の精神で治療をはじめて、はや21年。
修行時代を経て大阪市福島区で開業。広告などはいっさいせず、
口コミで患者さんが増え続け今年で10年になる。
松永先生は、ご家族の病気も治療される。子供さんの発熱、夜泣き、
奥様のつわり、ストレス性の胃痛、めまい、お母様の関節痛、腰痛など
時には先生ご自身のつらい経験が、役に立ち患者さんの治療にも生か
される「患者の皆さんは、様々な理由から健康を損ね、何とか楽になりた
いと切実な思いで来院される。最近は老若男女を問わず、様々なストレ
スから心と身体のバランスを壊す患者さんが多い。患者さんのつらい
状態を理解し、的確な治療を行い、信頼関係を構築していく。一瞬一瞬が
真剣勝負で、二度目はない。」と語られる。
尊敬する師匠の教えである「患者さんの立場に立ち考える。術者はあ
まり力まず自然体で患者さんと接する事。」を日々実践されている。
東洋医学には「未病を治す」という言葉があります。この言葉の意味は、
これから起こりうるであろう病気の原因を、未然に取り除き、病気になり
にくい身体つくりをするという事です。
「看護師の時は、ただ注射をする、検査をするだけだったが、鍼灸師は
鍼を効かすという技術以上のことができる。鍼灸の道は奥が深くそこが
素晴らしい。生涯をかけてプロセスの解明と技術の向上に努めたい。
健康は何よりの財産です。当院にお越し頂いた患者さんお一人お一人に
健康で楽しい人生を獲得して頂くことが、私の使命と考え、日々研鑽して
行きたい。」と語られる。